2005年11月08日

新潟県中越地震”山古志”その6

地震被害の点検をさせていただきました。
まず最初に外部を見させていただきました。
基礎部分については外部からは何も被害が無いように見えました。
一番最初に気づいたのはお話に聞いていたとおり、雨樋の破損でした。
自然落下式の屋根になっていますので屋根の上の雪は屋根の勾配により、
全て落ちてしまう構造になっています。
普通であればあまり積もらないうちにサラサラと落ちるはずですが、
生活をされていない為に冷え込みの中、かなりの量が積もってから
まとまって落ちた際に、落雪と一緒に雨樋も引っ張られた為に無理がかかり、
つなぎの部分で外れてしまったり、割れてしまっていました。
建物の裏に廻るとこれもお話に聞いていましたが、和室の縁側についている
掃き出し窓の窓手摺が大きくゆがんでいました。
屋根から落ちた雪がたまり、手摺よりも高いところまで積もり、
そこからしまっていく際に引っ張りこまれた為に大きくゆがんでしまったようです。
外部については以上のように地震の被害ではなく、大雪による被害のみでした。
そこで生活をしていれば全て防ぐことのできた被害でした。
ご主人の無念さが良くわかりました。

【積雪による被害 雨樋破損3ヶ所 窓手摺破損1ヶ所 平成17年4月17日撮影】
17.4.17.003雨どい17.4.17.003雨どい2







17.4.17.003雨どい317.4.17.003手摺

Posted by cpiblog01039 at 08:44│Comments(0)