2006年01月18日

克雪について 2

克雪住宅のうち最もコストのかからない方法が落下式屋根住宅です。
この中越地区でも長岡市から魚沼地区にかけて採用されることの多い方式です。
屋根に雪がたまらずに滑り落ちますので、落雪の堆雪場所の確保が必要になります。
敷地と建物の配置の関係で堆雪場所の確保にかなりの空きスペースが要求され、ある程度広い敷地でないと建築できません。
建物から敷地境界までの距離についてはその地区ごとに決められた寸法があります。
また、落ちた雪が積もってかなりの高さになってきますので、ほとんどのお宅が基礎部分を高くした高床式住宅になっています。
より雪が落ちやすいように屋根勾配を急にして、なおかつ高床式住宅にすることにより、建物の最高高さが10メートルを超えてしまいます。
そうなるといくら大きな敷地を持っていても、用途地域の規制により建築できないこともあります。(例えば第1種低層住宅専用地域など)
実際に住まわれる施主様から言われることの多いのは雪が屋根から落ちるときの音が大きいということ。
そして屋根の勾配をゆるくするとかなり雪が積もってからでないと落ちない為に一回の落雪量が多くなり危険が伴います。
豪雪の年には落ちた雪を片付けないと建物が埋まってしまうことも考えられます。
市街地ではなかなか難しいですが、建設コストや小屋裏の利用・高床部分の利用等メリットを考えると農村部などでは一番お勧めできる克雪住宅の方式です。

【長岡市山古志地区に建つ落下式住宅】
落雪1落雪2

Posted by cpiblog01039 at 10:48│Comments(0)